KiCadでシンボルを作る

KiCadでシンボルを作る

KiCadでシンボルを作る

KiCadには大量の電子部品が登録されていますが、秋月電商さんなんかで販売されている以下のようなモジュールまではさすがに登録されてません。

DRV8835使用ステッピング&DCモータドライバモジュール

こういう場合は自分で作ります。

シンボルエディター

KiCadを起動したら以下のアイコンでシンボルエディターを起動します。

以下のような画面が出てきます。

ここで左のペインにライブラリの一覧が出てきます。
74xxとかAnalogとかLEDとか機能別にカテゴライズされてます。ただ既存ライブラリには追加できないので、新規にライブラリを作成します。

メニューの ファイル(F) - 新規ライブラリ… を選択します。
グローバルかプロジェクトかを問われますが、プロジェクト固有にしてもあんまり意味ないのでグローバルにします。
適当な場所にライブラリを作ります。
ファイル名は MyLibrary.kicad_sym でいいでしょう。

作成するとライブラリの一覧に MyLibrary が表示されます。

では部品を追加します。
追加する部品は冒頭の秋月のDRV8835モジュールです。
MyLibraryを選択した状態でツールバーの アイコンをクリックします。
以下のダイアログが出てきますのでシンボル名に「DRV8835 Module」と入力してOKします。

ライブラリにシンボルが追加されています。

これでシンボルが編集できるようになります。

ピン配置

DRV8835 Moduleの外径とピンは以下のようになっています。

シンボルもこのピン配置に合わせて作ります。
右のツールバーから以下のアイコンを選択します。

以下のダイアログが出てくるので、ピン1のVMから登録します。
VMは電源なのでエレクトリカル タイプを電源入力にします。

適当なところに配置します。

残りのピンも同じ要領で追加します。
最後に見やすく並べて以下のような感じにします。

矩形追加

シンボルの枠を追加します。
右のツールバーから矩形を選択。

以下のように囲います。

選択ツールで矩形をダブルクリックしてプロパティを変更します。
塗り潰しを選択します。(IC系は黄色で塗り潰した矩形になってるようなので、でも基本この辺は自由っぽいです)

はいこれでそれっぽくなりました。

プロパティ変更

最後にシンボルのプロパティを変更します。
画面上の アイコンをクリックします。
値に「DRV8835 Module」と入力します。

OKでシンボルの名前が表示されます。
位置を微調整して以下のようにします。


これで完成です。
とっても簡単。ショップブランドの部品なんかは買ったらこんな感じでライブラリ化しておくと便利です。

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