(真)ESP32の開発環境をVSCodeで作る

(真)ESP32の開発環境をVSCodeで作る

ESP32の開発環境をVSCodeで作る

ESP-IDFのサイトを記事を斜め読みしながら進めてたらしくじったので再掲します。
VSCode用の拡張機能の記事を読みながら進めていった方が分かり易いです。
コマンドプロンプトとかも使う必要なかったし。
GitHubのvscode-esp-idf-extension でTurorialsを1~7の順に呼んでけばOKだということに気が付きました。

とにかく動かして見るために最初の2項目だけやります。

1. 拡張機能のインストールとセットアップ

1. Install and setup the extension. の部分です。
VSCodeを起動して拡張機能で “Espressif IDF” をインストールします。

インストール後に拡張機能のセットアップを行います。
F1 (またはCtrl+Shift+P) でコマンドパレットを開きます。
"ESP-IDF:"を入力して一覧から以下を選択します。

ESP-IDF: Configure ESP-IDF extention

以下の画面が表示されます。

EXPRESS を選択します。
以下の設定画面で “Select ESP-IDF version:” だけ v5.1.1 に変更します。

Install を実行します。
インストールが始まってから以下の画面で5分以上は掛かります。

以下の画面が出たらウインドウを閉じてOKです。

環境変数の設定

手順には書かれてないんですが以下の環境変数を設定する必要があります。
コントロールパネルで以下の環境変数を手動で設定します。

キー
IDF_PATH C:\Users\[ユーザー]\esp\esp-idf
IDF_TOOLS_PATH C:\Users\[ユーザー]\.espressif

※格納場所を変更している場合はそれに合わせてパスを変更してください。

ここで一度VSCodeを再起動します。

2. サンプルプロジェクトのビルドと書き込み、そして結果確認

2. Create a project from ESP-IDF examples, Build, flash and monitor.の部分です。

● サンプルプロジェクトからプロジェク作成

F1 (またはCtrl+Shift+P) でコマンドパレットを開きます。
"ESP-IDF:"を入力して一覧から以下を選択します。

ESP-IDF: Show Examples Projects

以下のようなリストが表示されますので、get-started/hello_world をクリックします。

以下の画面で Create project using example hello_world をクリックします。

プロジェクトを作成するフォルダの指定ダイアログが出てきますので適当な場所に作成します。

プロジェクト作成後のフォルダ構成は以下のようになっています。

hello_world_main.c がメインソースですが、開くと何故かシンボルの部分がエラーになってます。

c_cpp_properties.json に以下の行を追加すると解消されます。

"compileCommands": "${workspaceFolder}/build/compile_commands.json",

● ビルドと書き込みと実行

VSCodeの画面下に以下のようなアイコンが並んでます。

  1. 「ビルド」アイコンをクリックしてビルドします。
  2. デバイスをUSBに接続します。
  3. 「COMポート」アイコンでデバイスが接続されているCOMポートを選択します。
  4. 「書き込み」で書き込みます。
    この時以下の選択からUARTを選択します。(UART = シリアル(COM))
  5. 書き込みが完了した時点で既にESP32は実行中です。
  6. 「モニタ」でシリアルポートからの出力結果を表示します。
    以下のような実行結果が表示されているはずです。

hello_worldはシリアルポートに10秒間隔でESP32の情報を出力しています。


これでVSCodeでESP32開発環境を作れました。
全部VSCodeで完結できますね。
後は新規プロジェクトの作り方とかデバッグの仕方とか色々。
ぼちぼちやって行きましょう。

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